エルベ河畔の古都マイセン、ヨーロッパ硬質磁器揺らんの地は、また優れたクリスタル工芸のふるさとでもあります。マイセン磁器完成をその深い学識で支えた化学者、ヴァルター・フォン・チルンハウスによってこの地にクリスタルガラスが生まれたのは、1700年頃。以来ヨーロッパ有数の文化を誇るザクセンに、「磁器」と「クリスタル」という二つの卓上芸術が、今日まで受け継がれてきました。現在のマイセンクリスタル社が設立されたのは、1947年、優れた技術をもつ職人と、際立ったそのエングレーヴィング手法により、たちまちヨーロッパのトップブランドとして認められるようになりました。マイセンクリスタルのきらめきをここにご紹介いたします。
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